顕彰実績(昭和上條医療賞)

受賞詳細

地域保健医療貢献部門

牧野 幸江先生 

1994年以来、20年以上にわたり、貧困により医療環境が不十分なマダガスカル共和国において、アベマリア産院を拠点に、現地の貧しい家庭での分娩介助、母体・新生児のケア、低栄養の小児のケアなど、助産師として地域医療に献身的に従事されています。現地の看護教育に加え、海外からの産科実習生の受け入れなど、後進の教育にも力を注がれ、海外の医療チームの窓口としてサポートをされるなど、マダガスカルの地域医療に多大なる貢献をされました。

山里 将進先生 

沖縄県浦添市において、地域における在宅医療の環境を整え、市民に良質の在宅医療を提供するため、2008年に浦添市在宅医療ネットワークを立ち上げ、多職種の症例検討会、意見交換会や市民公開講座を積極的に開催され、さらにその活動を沖縄全県まで拡げられている。また、地域医療の重要な課題である認知症への取り組みとして、浦添市医師会認知症ネットワークを設立するとともに、行政、医療、介護、福祉、保健などの多職種の連携を図る事業を積極的に主導されている。