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- 顕彰実績(昭和上條医療賞)
- 2019年度顕彰 第6回「昭和上條医療賞」採択者
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受賞詳細
地域保健医療貢献部門
鈴木内科医院院長 鈴木 央(すずき ひろし)
(東京都大田区)
「在宅医療、地域包括ケア推進」
鈴木先生は鈴木内科医院院長として、東京都大森地区での在宅医療、在宅緩和ケアを主導的に実践するとともに、日本プライマリケア連合学会、日本在宅医療連合学会、全国在宅療養支援診療所連絡会など、在宅医療関連の各種学会や団体のオピニオンリーダーの一人として、都内での在宅ターミナル・ケアをはじめとする多様な在宅医療を積極的に推進し、後進を育てておられます。また、学生実習を含めて様々な多職種研修にも取り組まれており、地域包括ケアを推進する人材育成にも努められています。
約20年にわたるこうした継続的な地域保健医療に対する功績は、上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。
魚沼市立小出病院(地域医療魚沼学校)院長(校長)
布施 克也(ふせ かつや)
(新潟県魚沼市)
「住民こそ医療資源」
魚沼市立小出病院院長の布施 克也先生は、新潟県魚沼地域の病院長として、地域包括ケアの実現のため、地域医療を担う専門職種間の連携強化、地域住民の啓発などを目的に、2011年度から「地域医療魚沼学校」を開設され、活動を主導されております。「学生・研修医が学ぶ」「多職種連携教育及び協働実践の場」「住民が学ぶ」を三本柱としたカリキュラムで、2018年までに延べ28000人が「地域医療学校」に学び、その成果の一つとして、2013年以降、医療費が全国の二次医療圏中最低を記録し続けています。このような幅広く全国のモデルとなる地域保健医療への貢献は、昭和上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。