顕彰実績(昭和上條医療賞)

受賞詳細

地域保健医療貢献部門

江田小児科内科医院 院長
江田 邦夫先生

「離島壱岐における医療・救急搬送・介護等の課題解決に三人の若い医師達の課題解決の活動は至誠を動かしたのだろうか・離島壱岐の学校保健活動の躍進は飲みnication」

江田邦夫先生は、離島である壱岐で、医師不足、救急医療など多くの課題を抱えていた医療体制の整備のため「21世紀の医療と福祉を考えるフォーラム」を開催するなど、地域住民とともに長年にわたり先導し、中核病院の再建や地域医療のネットワーク構築、学校保健を充実させて全国トップレベルにするなど、壱岐の保健医療レベルを向上するために広く貢献されました。こうした継続的な地域保健医療に対する功績は、上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。

昭和大学薬学部 客員教授
倉田 なおみ先生

「簡易懸濁法の開発・普及と地域保健医療への貢献」

倉田なおみ先生は、在宅医療などで経鼻胃管や胃瘻を使用している患者の服薬困難に対して非常に有用な薬物投与法である簡易懸濁法を開発し、その適切な使用の基礎となる膨大なデータの作成と、全国に広く普及させる啓発活動を長年にわたって継続され、服薬困難な多くの患者の安全な薬物治療に大きく貢献された。こうした全国の地域保健医療に対する功績は、上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。

幡多地区地域連携パス委員会代表
吉井 一郎先生(医療法人元湧会吉井病院 院長)

「地域連携パスを通じた地域内脳卒中再発防止と骨脆弱性骨折発生防止への取り組み」

吉井一郎先生は、高知県幡多地区で、地域の医療環境に根差した各種の地域連携パスを作成し、しまんとネット(IT)を利用して継続的に運用しています。地域の多職種の多くが参加し、地域全体の活動として成果を上げています(ネット利用は年間6000件近く)。また、学会などで積極的に情報発信を行い、他地域の新たな取り組みのモデルともなっています。このような幅広く全国のモデルとなる地域保健医療への貢献は、昭和上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。