顕彰実績(昭和上條医療賞)

受賞詳細

地域保健医療貢献部門

松戸市医師会健康啓発委員会代表
市場 卓 先生(松戸市医師会 理事)

「まちっこプロジェクト 子供たちの力で地域はもっとつながりあえる」

松戸市医師会の「まちっこプロジェクト」として地域の多職種や行政とも連携し、小中学校の健康教育授業を行うことで周囲の大人の健康意識も向上させるという試みに取り組まれた。「認知症」「感染症」などをテーマとした授業を受ける生徒数は年々増え、小中学生の認知症サポーターも多数養成されている。その結果、保護者の健康に対する理解も高まるなど、地域住民の健康意識向上にも明らかな効果が認められました。これらの活動と業績は、昭和上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。

登米NPプロジェクト代表
住友 和弘 先生(東北医科薬科大学 准教授)

「診療看護師による医療過疎地域における在宅医療支援」

医療過疎地域である宮城県登米(とめ)市で、東北医科薬科大学と東北文化学園大学の支援のもと、全国に先駆けて診療看護師を派遣し、在宅患者や老人施設での診療を行われました。診療看護師の積極的な活動と適切な医療の実施により、患者や入居者の重症化予防に貢献され、さらに医師や訪問看護師の負担軽減にもつながりました。医療過疎地域への診療看護師の派遣の有用性を示されたことは、昭和上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。