受賞詳細
山の下クリニック 院長
阿部 行宏 先生
「どんな時も安心して生活できる、より良い地域を作る」
新潟県東区山の下地域で医療介護関係者と関係性向上を目指し、2013年から「山の下地域包括ケアネット(通称:山の下ねっと)」を立ち上げ、多職種とネットワークを形成するとともに多様なテーマで大会(講演会とグループ討議)や事例検討会を開催した。2015年からは地域の摂食嚥下障害について「東区摂食嚥下サポートメンバー(通称:新潟エッセン)」を立ち上げ、3病院の摂食嚥下に関わるメンバーと情報・課題の共有、情報共有ツールなどの作成を行った。こうした活動を通じて、新潟の在宅医療の充実、発展に寄与されていることは、昭和上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。
アイ薬局 代表取締役
村木 理英 先生
「移動薬局車両による災害支援活動」
自然災害時などの医療支援のため、移動薬局車両EPVを平成30年にいち早く導入し、岡山県内での大規模な災害時に出動し、多数の災害処方箋の対応など支援活動を行った。また、円滑なEPVの初動活動を行うための支援体制整備として、岡山県薬剤師会、総社市との協定を締結し、岡山県災害薬事コーディネーターの能力向上を目的の研修、災害派遣薬剤師の能力向上を目的として情報提供などの活動を継続した。幅広い災害支援活動の実践と支援体制の整備を進めたことは、昭和上條医療賞受賞にふさわしいものと判断させていただきました。